タラバガニはカニじゃない！なぜ？ヤドカリとの違いを解説

カニの王様・タラバガニ。しかし、実はタラバガニがカニじゃないという事実をご存知でしたか？この記事では、タラバガニがヤドカリなのはなぜか、その驚きの理由を徹底解説します。エビかカニかという分類上の違いから、ズワイガニや毛ガニとの味の違い、タラバガニとズワイガニはどっちが美味しいのかという疑問にもお答えします。他にもいるカニじゃないカニの紹介や、食べ放題になるのですか？といった疑問まで、タラバガニの本当のペルソナ（姿）に迫ります。

タラバガニが生物学的にカニではなくヤドカリの仲間である理由
脚の本数で見分けるカニとヤドカリの決定的な違い
ズワイガニや毛ガニとの味や値段の比較
ハナサキガニなど、他にもいる「カニじゃないカニ」の紹介

「友達に『センスいいね！』って褒められたい！」

「せっかくのパーティーだから、絶対に失敗したくない！」

そんな特別な日に間違いないのが、『かにまみれ』の豪華なカニです。

私も友達との宅飲みで利用したんですが、箱を開けた瞬間に「すごーい！」って歓声が上がって…(笑)
味も本当に濃厚で、準備は楽なのにすごく豪華なパーティーになって大成功でした！

✅ 見た目が綺麗！「訳なし」品質でインスタ映えも完璧

✅ 面倒な殻むき不要！届いてすぐ食べられる手軽さ

✅ ギフトにも◎ センスのいい贈り物で喜ばれる

✅ 濃厚な旨味！専門店ならではの”本物”の味

⇒ 間違いない”ご褒美カニ”を公式サイトで見てみる

「友達に『センスいいね！』って褒められたい！」

タラバガニがカニじゃないのはなぜ？その理由を解説
タラバガニはカニじゃない、なぜ美味しい？違いを比較
タラバガニがカニじゃないのはなぜ？総まとめ

タラバガニがカニじゃないのはなぜ？その理由を解説

タラバガニがヤドカリなのはなぜ？
カニとヤドカリの決定的な違い
見た目はカニ、分類はヤドカリ
エビかカニか、分類学上の位置
他にもいる！カニじゃないカニ

タラバガニがヤドカリなのはなぜ？

「タラバガニがヤドカリなのはなぜ？」という疑問の答えは、生物の分類学にあります。カニやエビ、ヤドカリはすべて「十脚目（エビ目）」という大きなグループに属しますが、そこからさらに細かく分類されます。

一般的なカニ（ズワイガニや毛ガニなど）は「短尾下目（カニ下目）」に属します。一方、タラバガニは「異尾下目（ヤドカリ下目）」に属しており、これは貝殻を背負うあのヤドカリと同じグループなのです。

見た目がカニにそっくりなため、専門家が分類を確定するより前に、漁師や市場の関係者が「鱈（タラ）の獲れる漁場（鱈場）にいるカニ」として「タラバガニ」と名付け、その名前が一般に定着しました。学術的な分類が後から判明したため、今でも通称として「カニ」と呼ばれ続けているのです。

カニとヤドカリの決定的な違い

では、生物学的に「カニ」と「ヤドカリ」を分ける決定的な違いは何なのでしょうか。最も分かりやすい見分け方は脚の本数です。

分類	脚の本数（ハサミ含む）	代表的な生物
カニの仲間（短尾下目）	10本（5対）	ズワイガニ、毛ガニ、ワタリガニ
ヤドカリの仲間（異尾下目）	8本（4対）※残り2本は退化	ヤドカリ、タラバガニ、ハナサキガニ

ヤドカリの仲間は、一番後ろの脚（第五脚）が非常に小さく退化して甲羅の中に隠れており、外からは見えません。そのため、タラバガニの脚はハサミを入れても8本しかなく、カニの10本とは明確に異なります。この脚の数が、両者を見分ける最も簡単な方法です。

見た目はカニ、分類はヤドカリ

脚の本数以外にも、タラバガニにはヤドカリと共通する特徴がいくつか見られます。

腹部の形状: ヤドカリは貝殻に収まるよう腹部が非対称に曲がっていますが、タラバガニのメスの腹部（ふんどし）もよく見ると左右非対称で、左側に寄っています。
歩き方: 「カニ歩き」という言葉があるように、カニは主に横方向に歩きます。しかし、タラバガニはヤドカリと同じように、前後に縦歩きすることができます。

このように、見た目はカニでも、体のつくりを詳しく見ると、分類がヤドカリの仲間であることが納得できる特徴を持っているのです。

エビかカニか、分類学上の位置

「エビかカニか」という質問を受けることもありますが、これも分類学の話になります。前述の通り、エビ、カニ、ヤドカリはすべて「十脚目」という大きな括りでは同じ仲間です。

そこから、腹部が長くまっすぐなものが「エビ（遊泳亜目）」、腹部が甲羅の下に折りたたまれているものが「カニ（抱卵亜目）」へと大きく分かれます。そして、その「カニ（抱卵亜目）」がさらに「カニ下目」と「ヤドカリ下目」に分かれる、という構造になっています。

つまり、タラバガニは「エビの仲間」ではなく、「カニに近い仲間」であり、その中でも「ヤドカリのグループ」に属するという、少し複雑な位置づけなのです。

他にもいる！カニじゃないカニ

実は、タラバガニ以外にも、名前に「カニ」と付くのにヤドカリの仲間、という「カニじゃないカニ」はいくつか存在します。その代表例が以下のカニたちです。

タラバガニと同じヤドカリの仲間

ハナサキガニ: 北海道の根室などで獲れるカニ。茹でると花が咲いたように鮮やかな赤色になります。
アブラガニ: タラバガニのそっくりさんとして知られています。甲羅中央のトゲが4本（タラバは6本）なのが見分けるポイントです。
イバラガニ: 全身が鋭いトゲで覆われています。深海に生息するため流通量は少ないですが、味は良いとされています。

これらのカニも、よく見ると脚が8本しかなく、ヤドカリの仲間の特徴を持っています。

タラバガニはカニじゃない、なぜ美味しい？違いを比較

タラバガニとズワイガニどっちが美味しい？
毛ガニとの味の違いを比較
食べ放題で元は取れるのですか？
美味しい食べ方とおすすめレシピ
タラバガニがカニじゃないのはなぜ？総まとめ

タラバガニとズワイガニどっちが美味しい？

「タラバガニとズワイガニ、どっちが美味しい？」これは非常によくある質問ですが、結論から言うと「美味しさの種類が違うため、一概には言えない」というのが答えです。

タラバガニの魅力は、何と言ってもそのボリューム感と食べ応えです。太い脚にぎっしりと詰まった身は繊維質でプリプリしており、味は比較的淡白で上品です。焼きガニにすると香ばしさが際立ちます。

一方、ズワイガニは、繊細で濃厚な甘みが特徴です。身はしっとりと柔らかく、カニ本来の甘みを深く味わうことができます。また、ズワイガニは濃厚で美味しいカニミソが楽しめるのも大きな違いです（タラバガニのカニミソは食用に適しません）。

毛ガニとの味の違いを比較

では、三大ガニのもう一つ、毛ガニとの違いはどうでしょうか。

毛ガニの最大の特徴は、クリーミーで非常に濃厚なカニミソです。身はズワイガニよりもさらに繊細で、ほぐれやすいのが特徴。身の甘みとカニミソのコクを一緒に味わうのが、毛ガニの醍醐味と言えます。

まとめると…
・身のボリュームと食べ応えを重視するなら → タラバガニ
・繊細な身の甘さを楽しみたいなら → ズワイガニ
・濃厚なカニミソを堪能したいなら → 毛ガニ
ということになります。それぞれのペルソナ（個性）を理解し、その日の気分や食べたい料理に合わせて選ぶのが良いでしょう。

食べ放題で元は取れるのですか？

タラバガニは高級食材であるため、「食べ放題になるのですか？」という疑問もよく聞かれます。ホテルやレストランのビュッフェでカニの食べ放題は人気の企画ですが、そこで元を取るのは可能なのでしょうか。

タラバガニの市場価格は非常に高いため、単純な計算では元を取るのは難しい場合が多いです。しかし、食べ放題の魅力は、価格を気にせず心ゆくまで好きなだけ食べられるという満足感にあります。また、食べ放題で提供されるカニは、脚だけなど食べやすいように加工されていることが多く、手間なく楽しめるというメリットもあります。